第8号 岡見南殿
  
 岡見氏の名前は、室町時代初期の応永二年(1395)の古文書に初めて登場している。ここには、「小田氏の一族で南殿と呼ばれた三郎朝義が住んでいた」と記され、岡見郷に小田氏の一族が分立していたことが判っている。その後、永享十年(1438)の結城合戦に岡見大炊助(おおいのすけ)が結城氏の武士を討取ったことが記録に残されている。

 結城合戦は、結城氏が鎌倉府の足利持氏の遺児(春王丸と安王丸)を擁立して、関東管領の上杉氏に挑んだ戦いであり、岡見氏は江戸崎の土岐氏と共に関東管領の上杉清方に従って戦った。室町幕府のこの時代、岡見氏は、江戸崎の土岐氏と共に関東管領の上杉氏に従っていたのである。
  

結城合戦絵図
結城合戦絵図


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